㈱野田市兵衞商店

　本工事は、令和２年度の豪雨により崩壊した県道143号 中河間多良木線の道路災害復旧工事でした。 　施工方法としては、簡易吹付法枠、枠内植生基材吹付を実施するものでした。
　当初の予定では、残存する法枠部より延長しての施工でしたが、現地調査を実施した結果残存法枠部においても、崩落の危険性があった為、発注者と協議を実施し崩落危険箇所の追加撤去簡易吹付法枠においては、全面新設での施工となりました。
　本工事において注力した件は、施工箇所下部道路における通行車両の安全確保でした。
　崩土処理完了までの期間は夜間においても片側通行規制となることから、一般車両には車線規制のあることを早期に予告し工事箇所を明確にする必要があったため、予告看板の増設や警告灯・高輝度同期点滅灯の設置等、工事予告表示を強化し安全対策を図りました。
　当該路線は地元住民の方の生活道路であり、迂回路も無く全面通行止めが出来ず、同路線上では複数の災害復旧関連工事が同時進行していました。
　よって、業者間工程調整を行うほか地元住民の方に時間帯通行止めでの工事についてご理解頂くべく、入念な工事説明を行いご協力をお願いしました。
　また、工事中においては広報を作成し、工事の進捗等を逐次地元住民の方へお知らせし積極的にコミュニケーションを図りました。
　沿線の他工事業者との工程調整等も問題無く進み、発注者をはじめ地元のみなさま、関係者の方々のご協力もありトラブル無く、無事故/無災害で完工することができました。