安全委員会活動報告
委員長 大 塚 直 人

フルハーネス型安全帯使用 作業特別教育の実施
令和3年6月17日・6月23日

 労働安全衛生法の改正に伴い、令和4年1 月2日以降、フルハーネス型安全帯の使用が 必要となったことから、ホテル熊本テルサで 特別教育を実施し、会員企業から2日間で 127名が受講しました。
 冒頭、大塚安全委員長から「6時間の研修内容を最後までしっかり学習し、現場作業の 安全対策に努めてほしい。」との挨拶があり ました。
 講師に桑原労働安全コンサルタント桑原照 男所長をお招きし、墜落制止用器具に関する 知識、労働災害の防止に関する知識、法令な どの学科教育に加え、墜落制止用器具の着装、 使用方法等の実技教育を実施しました。

安全管理研修会の開催
令和3年11月17日

 法面保護工事中の事故防止に対する更な る安全管理の徹底を図るため、安全管理研 修会をホテル熊本テルサで開催し、会員企 業から安全管理担当者や現場責任者等58名 が熱心に受講しました。
 冒頭、岸田安全副委員長から、「事故を起 こさず、安全に工事を遂行していただくた めにも本日の研修を有意義なものにしてほ しい」との挨拶あと、3部構成として開催 しました。
 第1部は、熊本労働基準監督署安全衛生課 長 澤井泰宏様から「労働災害の現状等につ いて」と題し、近年の労働災害の発生状況や 災害事例、フルハーネス型の墜落制止用器具 使用への変更、伐木作業等の安全対策の規制 変更等について詳しく解説いただきました。  第2部は、熊本県土木部土木技術管理課参 事 大田真美様から「建設工事事故の状況及 び防止対策について」と題し、県工事における近年の労働災害の発生状況、その発生事例 等を交えた再発防止策、工事現場における 安全点検(安全管理チェックリストの活用) について詳しくご指導をいただきました。
 また、本年度は例年と比べ建設事故が増加 傾向にあるので、十分気を引き締めて安全 管理に努めてほしいとの進言がありました。
 第3部は、労働安全コンサルタント所長  桑原照男様から「法面保護(防災)工事 における労働安全について」と題し、「労働 災害発生と企業の責任」、「ヒューマンエラー 災害を防ごう」、「事故事例に学ぶ」など労 働災害をなくすためのリスクアセスメント の重要性、建設工事事故の放映を通し、対 応策など実践事例を交えて詳しくご指導い ただきました。
 3名の講師の先生には、大変お忙しい中 に貴重なお話をいただき、今後、復旧・復 興工事等により発注工事が増大し、事故防 止対策の更なる徹底が求められる中で、無 事故への意識を高める大変有意義な研修と なりました。