2023年技術委員会活動報告
委員長 上 田 雄 生

のり面施工技術研修会の開催
令和4年8月22日

 令和4年8月22日、ホテル熊本テルサに於いて、日特建設株式会社九州支店技術部次長岩﨑玄之様を講師に招き、のり面施工技術研修会を3年ぶりに開催しました。
 研修会は、第1部を法面(盛土、切土)の点検管理と補修補強について、第2部をグラウンドアンカーの維持管理についてと題し、会員26社から約50名が熱心に受講しました。
 吹付法面の劣化やグラウンドアンカーの損傷・変状にかかる点検調査と評価方法等について詳しく説明をいただき、法面協会全体のスキルアップにつながる大変有意義な研修会となりました。
 また、今後、法面工事を行う上で重要な専門技術者の資格であるのり面施工管理技術者の資格取得についても法面協会員の更なるスキルアップを目指し研修会を重ねていきたいと思います。

グラウンドアンカー技術講習会の開催
令和4年11月1日

 令和4年11月1日、ホテル熊本テルサに於いて、グラウンドアンカー技術講習会を3年ぶりに開催し、会員16社から25名の参加がありました。
 上田技術委員長から「日々の技術研鑽や品質確保を心掛け、危険を伴う法面工事を安全第一で施工していくことが大事、今日の講習会を今後に役立てていただきたい」と挨拶がありました。
 講習会では、株式会社エスイー本社・九州支店から技術顧問 和田弘様をはじめ4名の皆様を講師にお迎えし、グラウンドアンカーの設計、施工、維持管理等について解説をいただきました。
 また、グラウンドアンカー施工士検定試験の対策や傾向について説明があり、資格試験を受験される方にも非常に有意義な講習会であったと思います。
 今後、より専門性の高いグラウンドアンカー施工士の資格取得についても、法面会員の更なるスキルアップを目指し講習会を重ねていきたいと思います。

熊本県農林水産部との意見交換会の開催
令和4年12月5日

 法面保護工事の施工にあたり、更なる品質並びに安全の向上を図るため、熊本県農林水産部と当協会技術委員との意見交換会をホテル熊本テルサにて開催しました。
 冒頭、伊津見副会長から「災害復旧工事が本格的に動いている中、会員からの課題について、ご意見をいただき共有して改善することで、これからも本当に必要とされる協会であり続けていきたい」との挨拶がありました。
 今回は、令和4年8月1日に通知された森林土木工事における設計積算等の留意事項・仮設工(モノレール)に対する適正金額の計上・アンカー工における基本調査試験費(引張試験)等を中心に、協会員が現在抱えている課題について意見交換を行いました。
 農林水産部技術管理課及び森林保全課の幹部の方には、真摯に対応して頂き、ありがとうございました。