法面保護工事中の事故防止に対する更なる安全管理の徹底を図るため、令和3年11月17日、安全管理研修会をホテル熊本テルサで開催し、会員企業から安全管理担当者や現場責任者等58名が熱心に受講しました。
冒頭、岸田安全副委員長から、「事故を起こさず、安全に工事を遂行していただくためにも本日の研修を有意義なものにしてほしい」との挨拶のあと、3部構成として開催しました。
第1部は、熊本労働基準監督署安全衛生課長 澤井泰宏様から「労働災害の現状等について」と題し、近年の労働災害の発生状況や災害事例、フルハーネス型の墜落制止用器具使用への変更等について詳しく解説いただきました。
第2部は、熊本県土木部土木技術管理課参事 大田真美様から「建設工事事故の状況及び防止対策について」と題し、県工事における近年の労働災害の発生事例等を交えた再発防止策、安全管理チェックリストを活用した工事現場における安全点検について詳しくご指導をいただきました。
第3部は、労働安全コンサルタント所長 桑原照男様から「法面保護(防災)工事における労働安全について」と題し、「労働災害発生と企業の責任」、「ヒューマンエラー災害を防ごう」など労働災害をなくすためのリスクアセスメントの重要性など実践事例を交えて詳しくご指導いただきました。
3名の講師の先生には、大変お忙しい中に労働災害防止に向けた貴重なお話をいただき、今後、復旧・復興工事等により発注工事が増大し、事故防止対策の更なる徹底が求められる中で、無事故への意識を高める大変有意義な研修となりました。