㈱ユニテク

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中河間多良木線(4009)2年発生道路災害復旧工事
着 工 前
㈱ユニテク
竣  工
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発 注 者

熊本県県南広域本部球磨地域振興局 土木部 工務第二課

工事場所

熊本県球磨郡多良木町槻木地内

工事概要

復旧延長…………… 26m
鉄筋挿入工……… 239m
受圧板工…………… 74基
モルタル吹付工 …… 91㎡
足場工………… 506空㎥

工 期

2021年05月13日~ 2021年12月20日

 本工事は、令和2年度の豪雨災害により崩壊した中河間多良木線の法面復旧工事でした。
 被災状況は道下にあるブロック積基礎下の地山が崩壊している状態にあり、道路全体がいつ崩落するか分からない状況でした。
 中河間多良木線は多良木町と槻木地域をつなぐ主要道路であり、発注者はもとより地域住民の要望は『早期復旧により安心に通行できるように』と言う事でした。
 工程管理を行う中でただちに工事に取り掛かり早期復旧をと思いましたが、工事始期が梅雨時期ということもあり、まずは現場の現状維持に努める事とし、道路から法面への流水処理、通行車両を路肩へ近づけないよう安全施設の設置等を行いました。梅雨が明け、本工事を円滑に進めれるように地域住民への工事説明を入念に行い、交通規制(時間帯通行止)に対してのご理解を頂くことができました。
 工事内容は、鉄筋挿入工をブロック積部へ打設し法面の安全率を高めた後に、ブロック基礎下の崩土を撤去し間隙部へモルタルを充填、充填部にも鉄筋挿入工を打設、補強材の頭部構造は吹付受圧板を設置し法面全体の安定を図るという内容でした。
 施工自体は難しいものではありませんでしたが、工夫した点として交通規制時に来られた地域車両に対しコミュニケーションをとりながら数分待っていただき、工事車両を退避させ規制の解除を行い通行できるようにし地域との調和を図りました。
 結果、苦情等も出ることなく工事を進める事ができ工期内しゅん工で現場を収めることが出来ました。
 最後になりましたが、無事故・無災害で完工できたのも、発注者の方々から協力業者の方々、そして地域住民の皆様からのご指導、ご協力があったおかげと感謝しています。本当にありがとうございました。