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概要

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づくりをしっかりと後押ししていきます。 さらに、今後発生する大規模災害を見据え、災害時におけるリダンダンシーの確保に向けて、中九州横断道路、九州中央自動車道、南九州西回り自動車道、有明海沿岸道路(Ⅱ期)、熊本天草幹線道路等の整備促進に向けた取組みを進めています。昨年5月には、熊本天草幹線道路の一部である三角大矢野道路が開通し、天草地域の活性化を図る「90分構想」の実現へ一歩前進しました。また、12月には九州中央自動車道の小池高山ICから山都中島西IC間が開通し、本年度内には南九州西回り自動車道の津奈木ICから水俣IC間の開通も予定されています。引き続き、幹線道路ネットワークの整備を着実に進めていきます。 一方、熊本駅周辺においては、昨年3月に鹿児島本線・豊肥本線全線の高架切替を行い、交通の円滑化や高架下空間の有効活用による地域活性化などが図られました。また、本年春には「森の都」や「熊本城の武者返し」など熊本をイメージした熊本の陸の玄関口となる熊本駅舎の完成を予定しており、更なる交流人口の拡大が期待されます。3 次代を担う力強い地域産業の創造 ~地域の活力と雇用を再生する~ 熊本地震を機に、社会資本の整備や維持管理、防災、さらには地域の雇用を支える建設産業の重要性を改めて認識しました。一方で、従事者の高齢化、若年入職者の減少により、技術の継承、将来的品質の確保が懸念されています。 また、熊本地震により大幅に増加した建設需要の収束に伴う復旧・復興後の建設投資の減少や働き方改革への対応など、今後、建設産業を取り巻く環境は大きく変化することが予想されます。 このような状況を踏まえ、本県では、新たな建設産業振興の方向性を示す「第3次熊本県建設産業振興プラン」を本年度中に策定し、県民の生活を支える社会基盤を守り、未来へつなぐ資産を創造する持続可能な建設産業の実現に向け、県内建設産業における人材確保、育成の支援等に取り組んでいきます。4 世界とつながる新たな熊本の創造 ~世界に挑み、世界を拓く~ 八代港において、昨年4月に新コンテナターミナルの供用を開始する等、物流機能の向上を図る取組みを進めています。また、国とクルーズ船社「ロイヤルカリビアン・クルーズ社」と連携し、国際クルーズ拠点の整備を進めています。昨年10月には、八代港クルーズ拠点基本計画を国、船社、県の三者合同で発表しました。2020年4月の供用開始を目指し、世界の客船や地域の皆様に開かれた魅力あるクルーズ拠点整備を着実に進めていきます。 また、いよいよ本年熊本で開催される国際スポーツ大会に向けて、開催地や観光地等に至る沿道景観等の魅力化を図るなど、「オール熊本」でしっかりと取り組んでいきます。 引き続き、皆様からの御支援、御協力をいただきながら、熊本の創造的復興に全力で取り組んでいきます。 最後に、本年が皆様にとりましてすばらしい年となることを祈念し、年頭の挨拶とします。-5-