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概要

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-22- 優良工事現場紹介阿蘇管内治山激甚災害対策特別緊急事業第13号工事㈱ツチヤ工業谷止工…………… 140?鋼製枠工…………… 81m資材運搬路工切土 3,876?簡易法枠工… 2,752.5㎡落石防護柵………… 15mモルタル水路工 121.3m3発 注 者阿蘇地域振興局 林務課工事場所阿蘇市一の宮町坂梨字神上地内現場代理人松藤  稔 本工事は平成24年の九州北部豪雨時に法面が崩れた為、復旧工事として発注されました。 当初は4月中旬に現場開始予定でしたが、熊本地震発生により5月後半に施工を開始しました。 豪雨災害と熊本地震等また余震等続く中、掘削等ありましたので、地山の状態等を確認しながら慎重に作業を進めました。 谷止部が阿蘇特有の黒ボク土で地山の状態も湧水が多く、降雨時には流水が流れ込み、また、梅雨時期も重なり思うように作業が進まず工程の遅れが発生しました。 施工下部(崖下)にはJR豊肥本線も通っていましたので、掘削作業は慎重に慎重を重ね作業を行い、防護柵の検討も発注者と協議しながら進めたことで、無事掘削作業を完了しました。 谷止工本体施工時は冬場になりましたので、生コンの品質管理には十分に気をつけて打設を行いました。 現場の場所が風が強く、本当に寒かったのを覚えてます。現場事務所で冬場に食べるカップラ-メンは最高に美味しかったです。 つらい冬を乗り切り谷止工本体を無災害で終えたときは本当にうれしかったです。 当初谷止工上部に土留工が設計されてましたが、背面の湧水が多く湧水対策を協議して施工を鋼製枠工にて行い湧水処理をした事で、現場全体の安全を確保できました。 その後、法枠工の施工に入りましたが、また梅雨時期(2度目…)と重なり工程が思うように進みませんでした。 法面が縦長だったので材料運搬等は簡易索道を使用するなど工夫し工程を短縮することが出来ました。 今回の現場では最初は、うまくいかず悩みましたが発注者、協力会社、会社の仲間と協力・相談しながら現場に一番適した工法にて施工出来たと思います。無災害で工事を竣工出来たことに大変満足しています。 最後になりますが、本工事に携わって頂いた発注担当者・協力会社の皆様・会社の仲間に、心より感謝と御礼を申しあげます。工  期平成28年3月18日~平成29年10月31日竣 工竣 工施工前施工中工事概要