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概要

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道路や九州中央自動車道、南九州西回り自動車道、有明海沿岸道路(Ⅱ期)、熊本天草幹線道路等の整備促進に向けた取組みを進めています。熊本天草幹線道路については、新天門橋(仮称)を含めた大矢野バイパスが今年開通する予定であり、天草地域のさらなる発展につながるものと期待しています。 さらに、JR熊本駅においては、街路整備事業の一環として、鹿児島本線と豊肥本線の高架化工事に取り組んでいます。今年度末に全線切替が完了する予定であり、駅周辺地域の交通円滑化や市街地の一体化による駅周辺の活性化が見込まれます。 加えて、地震により甚大な被害を受けた益城町の復旧・復興に向けて、町の強い要望を受け、県道熊本高森線の4車線化とともに、益城町中心部の木山地区における復興土地区画整理事業を県の事業として実施することを昨年11月に決定しました。これらの取組みによって、益城町における復興まちづくりをしっかりと後押ししていきます。3 次代を担う力強い地域産業の創造 ~地域の活力と雇用を再生する~ また、今回の地震を機に、社会インフラの整備や維持管理、防災、さらには地域の雇用を支える建設産業の重要性を改めて認識したところです。一方で、従事者の高齢化、若年入職者の減少により、技術の継承や将来的な品質の確保が懸念されています。 県では引き続き、建設産業や教育機関等と連携しながら、若手技術者等が資格を取得する際の支援や「復興を担う業界」としての魅力発信を積極的に行い、県内建設業における人材の確保・育成の支援をさらに進めて参ります。4 世界とつながる新たな熊本の創造 ~世界に挑み、世界を拓く~ 最後に、八代港については、昨年7月に、国際クルーズ拠点を形成する全国6つの港の1つとして港湾法に基づく指定を受けました。国、クルーズ船社「ロイヤル・カリビアン・クルーズ」と連携し、平成32年3月までにクルーズ船の受入環境の整備を行うこととしており、昨年11月には国による岸壁の整備工事が始まりました。また、平成30年度からは、大型ガントリークレーンが供用開始予定であり、これにより八代港のさらなる物流機能向上も見込まれます。 将来的に年間200隻程度のクルーズ船の寄港を目標としており、物流拠点としての可能性も広がることで、八代港が世界とつながるゲートウェイとして、熊本、そして南九州発展の起爆剤となるよう取り組んでいきます。 以上、土木部における主な取組みをご紹介しましたが、復旧・復興への道のりは道半ばです。今年も引き続き、熊本地震からの復旧・復興、熊本のさらなる発展に全力で取り組んで参りますので、皆様の御支援・御協力をお願いします。 最後に、本年が皆様にとりましてすばらしい年となることを祈念し、年頭の挨拶とします。-5-