ブックタイトル190207105_norimen_39
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190207105_norimen_39
-23-7 優良工事現場紹介 ㈱野田市兵衞商店 当現場は県道産山小地野線において、老朽化した既設落石防止網を撤去し、不安定岩盤(H=約17m)の落石防止対策を目的とした工事でした。不安定岩盤は風化がかなり進んだ箇所があり、バス路線・生活道路である当県道への落石が考えられる現場状況であったため、早急に着手し安全を確保する必要がありました。 しかし、4月に入り着工準備は順調に進められたが、着手目前で熊本地震の発生。隣接箇所では落石があったものの当施工箇所は幸いに影響はありませんでした。続く余震のなか、着手は見送られることとなりました。余震が収束する頃は梅雨に入る時期にあたるため、発注者と協議のうえ、着手は梅雨明け後からと、大幅に延期することになりました。その間の安全確保として、施工する岩盤部で不安定な岩石は除去するなど細部にわたって調査を行うほか、余震や梅雨の影響による落石を未然に防止するよう現場パトロールを強化し安全を確認しました。 工事開始後は、既設落石防止網を撤去し、本設ワイヤーロープを架設する間、不安定箇所には仮設落石防護ネットを設置したことで、落石防止の効果を得ることができました。また、施工箇所下部は土砂や小~中岩石の剥落を防止するため、防草を考慮した張りコンクリート工の協議をあげ、保守に配慮した施工を行いました。 熊本地震の発生により、当工事以外の震災復旧に関しても村役場とコミュニケーションをとり対応しました。また、3 ヶ月程着工が遅れることで、地元の方々には不安な思いをお掛けしましたが、発注者をはじめ関係者の方々のご協力でトラブル無く、無事故で完成することができました。現場代理人北岡 俊宏発 注 者阿蘇地域振興局 土木部 維持管理課工事場所 阿蘇郡産山村大利地内工 期平成28年3月~平成28年10月産山小地野線単県災害防除(自然債)工事 他合併着工前完 成状 況ワイヤーネットワーク工………………………… 287㎡覆式落石防護網工……………………………………64㎡張りコンクリート工………………………………… 3?工事概要