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概要

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6.国土交通省NETISの評価本工法は、国土交通省NETISに登録(登録番号:CB-070019-VE)しています。NETISでは、活用・評価を行った新技術のうち、優れた技術の活用促進を図るため、有用な新技術の選定を行っています。この中で本工法は、地方整備局で開催される新技術活用評価会議では「活用促進技術」、本局の新技術活用システム検討会議では「準推奨技術」と高い評価を受けています。7.地山補強土工併用タイプ「GTF受圧板工法」GTフレーム工法と地山補強土工を併用する「GTF受圧板工法」を開発し、2014 年より施工しています。GTF受圧板工法は、GTフレームのり枠の交点部に、専用の「GTF受圧板」を組み合わせて併用する新しい地山補強土工法です。広い開口部をもつGTF受圧板は、全面緑化の支障とならず、軽量・コンパクトで扱いやすいことから、施工性に優れるとともに、工期の短縮、経済性の向上に貢献します。8.おわりにGTフレーム工法は、2006 年の施工開始から2017年3 月までで約1000 件の施工実績があり、道路や急傾斜地などの斜面対策として幅広く採用されています。本工法は、景観保全、環境負荷低減およびコスト縮減に貢献できる新技術であるが、今後も技術の研鑽を続け、社会に有益な工法の普及を目指したいと思います。【参考文献】1)一般社団法人全国特定法面保護協会:のり枠工の設計・施工指針(改訂版第3版),平成25 年10 月2)補強土植生のり枠工協会:GTフレーム工法設計施工の手引き,平成27 年6 月3)補強土植生のり枠工協会:GTF受圧板工法設計・施工・積算資料,平成27 年4 月図7.1 GTF受圧板工法の概要図写真7.2 GTF受圧板工法の施工事例(佐賀県)写真7.1 施工状況-15-