ブックタイトル161228101_norimen_no38
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年頭のご挨拶 新年明けましておめでとうございます。 平成29年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 旧年中は、当協会の運営・活動にあたりまして、関係機関の皆様方をはじめ、会員皆様のご理解ならびにご支援、ご協力を頂きましたことに、深くお礼申し上げます。 さて、昨年4 月14 日夜にM6.5 の前震、その28 時間後の4 月16 日にM7.3 の本震からなる熊本地震が発生いたしました。M7.3は阪神淡路大震災と同規模の大地震であり、気象庁による最も大きい震度7 を2 回も記録しました。この一連の地震により、甚大な被害を及ぼし、多くの尊い命が失われました。改めまして、犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災されてから多くの困難を乗り越えてこられた皆様方に心よりお見舞い申し上げます。 熊本県においては、被災された方々の痛みの最小化、創造的復興を地域の更なる発展につなげる復旧・復興3 原則のもと被災者の生活再建と被災地の再生に取り組んでおられます。当協会・協会員といたしましても「平成28 年熊本地震からの復旧・復興プラン」の早期実現に全力で支援・協力をさせていただく所存であります。 この一連の地震による家屋災害は、台風対策のために重い瓦を使用した住宅が多く、全壊が8000 棟以上、半壊が33000 棟以上、一部損壊が139000 棟以上と、建築基準法改正以前に建築された木造住宅に集中しております。また、土砂災害は県内で150 件以上にものぼり、その被害は大規模な斜面崩壊による阿蘇大橋の崩落等、南阿蘇村付近に集中しております。また、この地震の約2 か月後の6 月20 日から21 日にかけて県内は集中豪雨に見舞われ、地震で地盤が緩んでいるところへ大雨が降り発生した土砂災害、この複合的な災害により熊本市、宇土市、上天草市で死者が出ております。 今回の一連の地震の被災復旧・復興の迅速化は勿論のこと、頻繁化する台風・集中豪雨や阿蘇山噴火、そして地震等の自然災害に備え、県内全域に復旧・復興プランの「災害の負けない基盤づくり」が加速して実現することを強く願っております。 そんな中、建設産業は被災直後から道路啓開やインフラなどの初動活動や応急復旧にあたるとともに、復旧・復興の中心的な担い手としてその力を遺憾なく発揮してい-2-一般社団法人 熊本県法面保護協会 会 長 土 屋 立 親