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技術講座急勾配斜面の安定・緑化基礎工法「植栽フレーム工法」フリーフレーム協会九州支部 岡部㈱土木事業部 松 本 英 樹 1.はじめに 地震や降雨、急勾配掘削により斜面が不安定化し発生する土砂崩れは、人命に関わることも多く防災や技術開発が普及・発達される中でも多く見受けられます。 このようなのり面保護工として、昭和30年代よりモルタル・コンクリート吹付での採用が多くなり、縦枠と横枠が格子状に連続することにより構成される吹付け枠工も40年以上の歴史があります。 吹付枠工の設計・施工がなされている中、美観・景観を考慮する現場も多く、枠内においては植生基材吹付工を併用する現場が多くあります。ただし、のり面の勾配や位置、土壌の種別により植生基盤が確保できず緑化がうまくいかないケースもあります。 そこで、横枠部に植生棚を構築することでのり面の環境に作用されずに緑化が期待できる工法として今回「植栽フレーム工法」を紹介いたします。2.仕様例 植栽フレーム工法は、表-1に示す欠円形タイプと矩形タイプの2種類ございます。表-1 植栽フレーム工法タイプ別仕様例工 種植栽フレーム工法仕 様欠円形タイプ矩形タイプ規 格枠断面:H150×W350 枠ピッチ:1,500×1,500枠断面:H250×W200 枠ピッチ:1,500×4,500植栽棚:枠内2段写 真概 略 図1500 1500 1500植栽ユニットφ2.0 50×50φ13 L=400 (フック30)植栽ユニット止めメッキアンカーアンカーバー菱形金網 鉄筋 D10D16 L=500プランタースペーサー植生植生基材吹付(t=30)1500 1500 1500 1500 1500 1500 1500 15001500 1500 1500植栽ユニットφ2.0 50×50φ13 L=400 (フック30)植栽ユニット止めメッキアンカーアンカーバーD16 L=750アンカーピンD10 L=400鉄筋 D13菱形金網プランターフォーム植生植生基材吹付(t=30)吹付枠部(欠円形) 植栽ユニット部(共通) 吹付枠部(矩形)菱形金網 φ2.0 50×50植生30175150吹付け枠植生基材吹付(t=30)175350鉄筋 D10スペーサー φ3.2植生菱形金網 φ2.0 50×50植生(植栽ユニット)植生基材吹付(t=30)金網A 金網B30250支持金具220植栽ユニット止めアンカーD13 L=400 (フック30)菱形金網 φ2.0 50×50植生30200鉄筋 D10 プランターフォーム植生基材吹付(t=30)250鉄筋 D13用 途主に緑化基礎工表層崩壊防止工(小規模崩壊対策)鉄筋挿入工併用工(中規模崩壊対策)展開図展開図-12-