ブックタイトル161228101_norimen_no38
- ページ
- 10/50
このページは 161228101_norimen_no38 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 161228101_norimen_no38 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
161228101_norimen_no38
舗装46%路面陥没等28%法面14%橋梁12%1.はじめに(1)熊本地震の概要平成28 年4 月14 日21 時46 分に熊本県益城町で最大震度7 を観測する地震(前震)が発生し、さらに4 月16 日1 時25 分には益城町、西原村で最大震度7 を観測する地震(本震)が発生しました。同一箇所で震度7 を連続して2 回観測したのは観測史上初めてのことで、前震は日奈久断層帯、本震は布田川断層帯の活動によると考えられています。本震以降も北西方向(阿蘇・大分方面)でも地震が発生しており、震度1 以上の地震は4 月16 日の1 日で1,223 回、5 日目で2,000回観測しており過去最多ペースとなっています。(2)被害概要熊本地震により、県管理の道路施設は445 箇所(5 月16 日現在)で被害を受けました。図-1に被災原因の割合を示しています。被災原因は舗装が約46%と最も多く、法面の被災箇所数は約60 箇所で全体の約14%となっています(図-1 被災原因の割合参照)。図-2 に県下全域の被災状況の代表例を示します。これを踏まえ、地震後の5 月中旬から6 月下旬にかけて熊本県下全域で斜面の緊急点検を実施しました。今回、比較的規模が大きい県道阿蘇公園菊池線の被害概要と復旧工法を紹介します。図-2 道路被災箇所の概要熊本地震による法面の被害状況と復旧への取り組みについて図-1 被災原因の割合熊本県 土木部 道路都市局 道路保全課長 長井 英治平成28年4月に発生した熊本地震により、県管理道路のうち約60 箇所の法面が被害を受けました。本稿では、被害を受けた法面の中でも、比較的規模が大きい県道阿蘇公園菊池線における被害概要と復旧工法について紹介します。-8-