ブックタイトル201608090758_norimen_no37
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10)空洞充填注入工(SGタイプ) 既設モルタルと地山との空洞を充填する目的で行います。注入工は、設置した注入孔から無加圧で注入をします。注入は下部方向から上部方向に、端部から中央方向に向かって進めます。 注入完了後には、注入孔をモルタルで埋め、間詰めし、水抜孔の清掃を行います。5.4 空洞充填注入状況11)後片付け工 機械を撤去し、水抜孔、施工箇所、プラント周り等の清掃を行って終了します。6.おわりに トーコンプラス工法は、2012年2月の施工開始から、2015年8月の時点までで13件の施工実績があります。今後増えていくと予想される老朽化モルタル・コンクリート吹付工の補修・補強対策として有効であり、施工データを蓄積し、よりよい工法となるように、努めたいと考えています。【参考文献】1)国土交通省:老朽化対策の取組み(HP)2)鹿島出版会:老朽化吹付け法面の調査・対策の手引き,平成18年9月3)建設省 土木研究所:熱赤外線映像法による吹付のり面老朽化診断マニュアル,平成8年1月4) 社団法人熊本県法面保護協会: のり面保護No.34,平成25年1月5)東興ジオテック(株):トーコンプラス工法Sタイプ・SGタイプ技術資料,平成27年3月図5.2 水抜孔設置工(SGタイプ)8)注入孔設置工(SGタイプ) 補強鉄筋と同様のピッチ(2.0×2.0=4.0㎡に1箇所の頻度を標準とします。)で既設吹付面にφ50mm程度の孔をあけ、塩ビ管(VP40)を設置します。塩ビ管口元を塞ぎ、吹付面より少し下がった状態になるように設置し、モルタル等で固定します(図5.3)。 注入完了後は、吹付面と同一になるように硬練りモルタルにて間詰めを行います。図5.3 注入孔設置例9)繊維補強モルタル吹付工 所定の位置に吹付プラントを設置し、モルタル・コンクリ-ト吹付機(湿式)を用い、セメント、砂等の材料を吹付機に投入し、吹き付けします。本工法の繊維補強モルタル・吹付工の設計基準強度を18N/m㎡としています。表5.2 繊維補強モルタル吹付工1?当たり配合例品 名単位数 量備 考普通ポルトランドセメント㎏ 420砂㎏ 1,680ビニロン繊維㎏ 10 RFS400×18水(W/C) % 45 ~ 55-15-