ブックタイトル201608090758_norimen_no37
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設モルタル・コンクリートの密着を妨げないように高水圧洗浄機を用いて清掃します。写真5.1 高圧洗浄工施工状況3)位置出し 補強鉄筋等を設置する位置に、スプレー等でマーキングをします。4)補強鉄筋打設工 補強鉄筋工は、新規モルタルと既設モルタルと地山とを一体化する目的で行い、打設ピッチは2.0m×2.0mの千鳥配置を標準とします。補強鉄筋打設工の施工方法を以下に示します。① マーキングした位置に削岩機で孔をあけ、概ね法面直角方向に所定の長さまで削孔します。 削孔径はφ42mmとし、補強材は鉄筋D19を用います。長さは0.5mm ~ 1.0mとします。② 削孔した孔内にホースを差し込み、孔底からグラウトを注入します。グラウトの配合例は、表5.1に示します。表5.1 注入配合例セメント水(W/C) 混和剤重量比1 0.4 ~ 0.55 C×(0.2 ~ 3.0%)σck≧24N/m㎡ ③ あらかじめ所定の位置にスペーサーを取り付けておき、グラウトで充填された孔に補強鉄筋を所定の位置まで挿入し、グラウトが硬化するまで仮固定します。④ グラウトが硬化した後に、補強鉄筋の頭部背面のグラウトが下がった箇所に、既設吹付面まで平らになるようにモルタルを詰めます。 5)フレームワッシャー設置工 フレームワッシャーは補強鉄筋工により、新規モルタルと既設モルタルと地山をより効率的に一体化させる目的で設置します。補強鉄筋工の頭部にフレームワッシャーを取り付け、ナットにより締め付け固定します。写真5.2 フレームワッシャー設置完了6)ファスナーボルト打設工 ファスナーボルトはフレームワッシャーの効果を補って、既設モルタルと新規モルタルの付着を高める目的で打設します。既設吹付にドリルで孔をあけ、その孔にファスナーボルトを差し込み、ハンマー等で打設して固定します。写真5.3 ファスナーボルト設置完了7)水抜孔設置工 既設吹付を地山までφ65mmで削孔し、水抜孔(VP50)を設置し、固定します。設置頻度は、2㎡に1箇所を標準としますが、発注者の標準仕様に準じます。-14-