㈱野田市兵衞商店
阿蘇管内治山激甚災害対策特別緊急事業第13号工事
着 工 前

竣 工

発 注 者
阿蘇地域振興局 農林部 山地災害対策課
工事場所
阿蘇郡南阿蘇村大字立野字西新所F地内
工事概要
土留工(簡易鋼製枠W=800) ……………………54m
モルタル吹付工(t=7cm) ……………………… 354㎡
厚層基材吹付工(t=5・3cm) …………………… 753㎡
転石破砕工………………………………………… 18㎥
モルタル吹付工(t=7cm) ……………………… 354㎡
厚層基材吹付工(t=5・3cm) …………………… 753㎡
転石破砕工………………………………………… 18㎥
工 期
2017年12月18日~
2018年12月28日
当工事は阿蘇管内村道立野瀬田裏線沿いにおいて、平成28年4月発生の熊本地震で崩壊した法面を安定処理する山腹工事でした。施工方法としては、岩盤部はモルタル吹付、土砂部は厚層基材吹付で保護し、中間部に簡易鋼製枠土留工を設置するものです。
着手前の状態は、全面に散乱した多量の転石や倒木で覆われた、がれきの山。処理方法として設計では人力による斜面整理、法面清掃というものでありましたが、多大な時間を要することと、落石に見舞われる危険性を伴います。
法長130mに散乱するこれらの転石・倒木をどのような方法で、スピーディーかつ安全に下方へ引出し処理するか、この現場の最大のポイントと考え、社内及び協力会社と現地打合せを重ねた結果、高所法面掘削機を採用することを発注者に提案し承認頂くことができ処理作業に挑みました。
取り掛かり最初の倒木引出しはウィンチにより落石に気遣いながら1本1本引きずり出し処理を終えました。次に掘削機械を登坂させ転石を破砕しながら終点最上部へ。機械操作はラジコンによる無人化工法であるため、大きな段差のある岩盤越えも安全に作業でき、無事に転石破砕及び斜面整理を完了し吹付作業に入ることができました。
当路線は道路幅員が狭いなか、震災関連工事が輻輳し安全協議会を発足するなど、業者間工程調整を行うほか、地元の方や村役場には段階毎の進捗状況報告書で近況報告を行うなど、地元とのコミュニケーションを図りました。発注者をはじめ関係者の方々のご協力でトラブル無く、無事故で完成することができました。
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